<コーヒーの甘味>
元々、植物の種子ゆえ、良質の酸味の内にコーヒーの甘味が含まれています。
焙煎過程で、その点を求めるなら、ミディアムとハイローストの間にあり、その最高点の狭間で細胞組織が壊れ、脂質がにじみ出、熱でカラメルとなり焦げてゆきます。
ハイローストの次の段階、シティロースト(焙煎温度200℃)で酸味と苦みが交差し、以降、酸味が遠のき、苦みが勝ってゆきます。
ミディアムとハイローストの写真を見比べると違いがはっきりと判ります。
コーヒー本来の植物性の自然の甘味を感じるのは、その最高点一点だけです。
但し秒単位で変化してゆく、焙煎のプロセスが必要となります。
焙煎ロースト8段階
(ライト→シナモン→ミディアム→ハイ→シティ→フルシティ→フレンチ→イタリアン)
<香り>・(文献、焙煎の科学より)
焙煎コーヒーの香気成分は、528の成分が明らかになっており、焙煎が
進むにつれ、酸臭から甘い香りに移り、ついには焦臭に変化。
酢酸やフルフラールなどの酸臭や甘い香りの成分は、比較的早く出現し、
フェノールやピラジンなどの焦臭の成分は後期に生成される。
*フリーズ(凍結)の重要な特徴は水分の除去で、反応性のある液体を無反応の氷の結晶にします。劣化をゆるやかにするのは、冷凍保存が最適です。
*家庭市場に求められるのは、嗜好のトビラでは無く、全てのコーヒーに共通して備わっている、本質の味の探求では、と思います。
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